1月7日の朝に七草粥を仏さまにお供えし年頭を無事に迎えられた感謝と、一年間の厄除けと無病息災をお願いを申し上げ、家族そろっていただきました。
七草の種類は時代や地域によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったそうですが、「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」というのが一般的のようです。
この七草はいわば薬草(ハーブ)であり、セリは目の充血やめまいを予防、ナズナは消化機能をととのえます。ゴギョウはせきを止め、たんを切る働き、ハコベラは胃炎や胃弱に効果的、ホトケノザは筋肉の痛みに、スズナは胃腸をととのえ熱を下げます。スズシロも胃腸の働きを助ける働きがあるそうです。
その薬草をお粥でいただきますが、お粥は仏教の考えからきているもので、気力を整え、長寿を促し、胃腸の働きを助けて身体を楽にしてくれる食事とされております。
「粥の十徳」という言葉があるほど身体には良い食事だそうです。
1、顔色、肌つやをよくする。
2、体力をつける。
3、寿命を延ばす。
4、胃にやさしく体が楽になる。
5、頭の働きが良くなって、弁舌も流暢になる。
6、胸につかえない。
7、風邪をひかない。
8、空腹を癒す。
9、のどの渇きを癒す。
10、大小便の通じが良くなる。
百日間の大荒行での食事は、朝夕2回の白粥とお味噌汁、ご供養でいただいた根菜等で過ごしました。
修行の妨げとなる食事に対する欲求を断ち切りながら、体力的には修行を行うことができる食事がお粥であったのでしょう。
余談ですが春の七草、「セリ・ナズナ / ゴギョウ・ハコベラ / ホトケノザ / スズナ・スズシロ / 春の七草」を
五・七・五・七・七のリズムに合わせると覚えやすいそうです。
私もすぐに忘れてしまいますので、この方法で覚えます。 合掌
西山要穂
2016年1月23日 12:42 PMお粥は好きなので美味しかったです。健康に良さそうな味がしますね。
うっかりして忘れそうになりますが、ギリギリ思い出しました。是非、来年は召し上がってください。