常顕寺は、山号を髙顔山(こうがんざん)と称し、日蓮聖人の高弟である日弁上人によって
建治元年(1275)高岸村(現在所在地は不明)に建立されました。越後最初の日蓮宗寺院として
建立された寺院と言い伝えられており、後に越後国の触頭として中心的な役割を担いました。
その後、大瀁村、五智、三王屋敷と寺地を替えましたが、元禄元年(1688)、日遄上人によって
現在地に再興されました。日蓮の真筆と伝えられる消息のほか、皇室が御親拝になられた
天拝大曼荼羅御本尊や多くの寺宝が伝わっています。
境内は山門をくぐると杉並木や大銀杏木をはじめ、秋には萩の花が境内をうめつくし、参拝者を迎えます。堂宇は大正4年の寺町大火で焼失しましたが、大正11年に再建され現在に至ります。
日々、忙しい生活を送っていると何が大切で、何を求めているか見失いがちになります。
また、世の中が便利になっただけ我々の心には貪りや嫉みの心も起きやすく、それが苦しみや悩みに繋がります。
お寺とはそれらの苦しみや悩みを仏様のみ教えの力で救ってくれ、本当の自分の大切なものや目標を教えていただける場所です。お寺の堂内は仏様の世界を現実世界に立体的にあらわした場所であり、内部の空間が華麗に、また厳かに飾られるのは仏様がいらっしゃる聖なる場所です。
そんな神仏がましますお寺で住職とともに祈り、感謝し、反省して真実の幸せを探しましょう。
住職 西山 要穂(にしやま ようすい)昭和51年3月上越市生まれ。高校より日蓮宗総本山、山梨県の身延山久遠寺にて修行。 その後、横浜の名刹寺院 妙香寺にて15年間山務。平成20年に地元の上越へ戻り、常顕寺の46代住職として入寺。 平成14年、平成22年には世界三大荒行に数えられている千葉県市川市中山にある 祈祷根本道場 遠壽院の寒壱百日の荒行を二度成満。祈祷相伝を伝授される。 |
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~ 令和5年 常顕寺の行事 ~
◎1月20日より2月4日 | 寒修行 (宿寺 常国寺) | |
◎3月21日(春分の日) | 午前10時半 | 春季彼岸会法要・永代経志納報恩法要 |
◎5月5日(金) | 午前9時 | 春の境内清掃(タケノコ祭り) |
◎6月18日(日) | 午前10時 | 清正公、守護神大祭・護寺会総会 |
◎8月6日(日) | 午前8時 | お盆前の境内・墓地清掃給仕 |
◎8月17日(木) | 午前10時半 | 盂蘭盆会施餓鬼大法要 |
◎9月23日(秋分の日) | 午前10時半 | 秋季彼岸会法要・山内守護神法楽法要 |
◎10月13日(金) | 午前11時 | 宗祖日蓮大聖人御命日お会式 |
◎11月23日(勤労感謝の日) | 午前9時 | 秋の境内清掃 |
◎12月17日(日) | 午後2時 | 第8回 水行祈祷会 |