いくら丼

新年を無事に迎え、夕方にテレビを見ていますと上越市にある水族館が放送されてました。

なんと水族館にいくら丼が展示されている!!・・・ということで早速見学に。

 

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館内に入りますと、大勢の方が水槽を囲んでます。
遠くから覗きますと、たしかに水槽にはどんぶりがあります。

 

 

 

 

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これは・・・まさにいくら丼です。まさか食べ物を展示?

 

 

 

 

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どんぶりをよく見ますと、黒いつぶがあり、動いています。

 

 

 

 

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実はこのいくら丼、サケの受精卵がふ化する様子を観察できる、とてもユニークな展示です。
イクラや鮭は口にしたことがありますが、成長に関してはあまり気にしておりませんでした。
ステージ2、3も観察にきて勉強したいと思います。
みんな元気に育ってもらいたいですね。

 

日蓮聖人のお手紙に

「魚の子は多けれども、魚となるは少なし。菴羅樹の花は多く咲けども、このみになるは少なし。

人もまたかくのごとし、菩提心を発す人は多けれども退せずして、まことの道に入る者は少なし。

すべて凡夫の菩提心は、多く悪縁にたぼらかされ、事にふれ移りやすきものなり。」

 

現代語にしますと

「魚はたくさん卵(子)を産むが、立派な魚となるのは少ない。

庵羅樹(マンゴーの木)はたくさん花を咲かせるが、実になるものは少ない。

人もまた同じである。発起して頑張ろうと思う人は多いが、最後まで成し遂げる者は少ない。

それは凡夫(未熟者)は、多くの悪縁(誘惑)に負けてしまうことが多いのである。」ということです。

 

 

目標にむかい、努力し続ける事は困難で容易ではありません。しかし、諦めずに続ける事により力が生まれ、たとえ満足した結果が伴わなくても、なにごとにも代えられない経験という素晴らしい力を得ることができるのです。
その力を次の機会に生かしたり、他人の為に惜しみなくつかうことが仏道の精神でしょう。

 

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コメント

コメント(1)

  1. 西山要穂

    イクラ丼、ふ化のあとのステップが分からないので楽しみです。
    鎌倉時代も現在も仏さまとの有難い縁と結ばれることは難しいのですね・・・
    法華経とお題目と出会えたことにあらためて感謝ですね。

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