歳末助け合い行脚

 

毎年、12月になりますと青年僧が中心に太鼓を響かせながらお題目を唱える行脚を行います。

朝9時より寺泊付近、午後1時には柏崎市街、午後4時に高田の街を各1時間以上のお題目行脚です。

我々、青年僧侶が大きな声でお題目を唱え、世の中が少しでも安穏になるようにと大先輩から受け継がれている大切な行事です。

 

 

 

 

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常顕寺を朝7時に出発して2時間ほどかけて寺泊の法福寺さまに到着です。

法福寺さまは西暦757~765の天平年間に開創されたお寺です。天台宗のお寺でしたが日蓮聖人が佐渡へ渡られるときに荒天のため1週間ほどこの地に滞在されました。その際に当時の住職が日蓮聖人の教えを聞き、日蓮宗に開宗されて現在にいたります。

 

寺泊 法福寺ホームページ

 

 

 

 

 

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海岸から近い高台にあり、冬の間は特に風が強いためにお堂を護るためにしっかりとした囲いが施されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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本堂を参拝し出発です。

手の感覚が麻痺するほど風が強い年が多い寺泊地区の行脚です。

自然と体を温めるために声を張り上げて、1時間少しを歩きました。

 

 

 

 

 

 

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お寺に戻り、浄財を奉納してくださいました皆様のご回向を申し上げます。

 

 

 

 

次は寺泊から柏崎へ移動です。

 

 

 

 

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柏崎市では西本町の本妙寺さまを宿寺として使わさせていただきました。

本妙寺さまは日蓮聖人の直弟子である日朗上人の一番弟子である摩訶一院日印上人が開かれました由緒あるお寺です。明治の大火や中越沖地震で大きな被害がありましたが住職と檀信徒が力をあわせて再興し現在にいたります。

 

 

 

 

 

 

 

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本妙寺さまでも本堂で出発のご挨拶。

 

 

 

 

 

 

 

 

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12月では珍しい好天のなか、1時間半ほど柏崎駅や市街地の行脚をおこないました。

 

 

 

 

 

 

 

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午後4時からの高田行脚は常顕寺からの出発です。

朝からの参加者は声も枯れ、体も疲れてまいりましたが最後の力をふりしぼります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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常顕寺のお堂でお経をあげて出発です。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、見送りをすると張り切っていた人がいましたが見当たりません・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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出発後に祝儀袋を持っているタケノコハンター登場。おこずかいをいただいたのではなく、

住職から託された浄財を渡しそびれましたふらふら

反省知らずのタケノコハンターもさすがにこの表情あせあせ (飛び散る汗)

頑張って帰りを待つそうです。

 

 

 

高田の街を1時間半の行脚。辺りは真っ暗になり寒さも堪えます。

しかし、参加者一同は自身のお題目で安穏なる世の中に近づいてほしい一心で一生懸命行脚を施します。

ときにはお寺のご住職やご家族、檀信徒が合掌してお題目を唱えてお迎えをしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

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そして、最後の浄財はこの方・・・タケノコハンターさんです。

寒空のなか、頑張って待っていてくれたそうです。

 

ありがとう!!

 

将来は一緒に歩こうね!!

 

ちなみに福住職は前回に続きストーブ当直だったそうです冷や汗 (顔)

 

当日は道中にて合掌礼、ご浄財を賜りありがとうございました。

次回は水行 祈祷会の様子をお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

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